2016年12月5日月曜日

恣意的

その意味は、勝手気ままに、思うがまま、場当たり的といった形容詞であるが、「恣」は、ほしいままに、好き勝手な心や考えの意味もある。また、無作為や定まった意図が無いという意味もあるようだ。いずれにせよ優柔不断で曖昧な言葉だが、妙に気に入っている。まあ、普段会話の中でまったくといっていいほほど聞かれることが無い言葉だと思うが、教養のある方々の会話の中には登場する言葉かもしれない。
だいぶ前、五年ほど前になるだろうか。その頃にお付き合いのあった教養ある自分より年上の女性に会話の中かで言われた言葉が初めて聞く「恣意的」という事だった。つまりが、わたしのことを恣意的な言葉で表現する人ですねと・・・・その時には意味もわからずうなずいていたのだが、後で辞書で知らばればあまり良くない、まるで無知な人間のように思った。
しかし、その時に彼女は「好い意味で」という言葉が追加されていたのを思うと、自分らしいのかもしれないとも、やはり恣意的に思ったのだ。
で、最近買った本(正法眼蔵の関係)の中に二度目の「恣意的」という言葉が使われているのに出会った。で、自分が恣意的人間だとすれば自分が描く絵も恣意的絵画ということになるのか・・・・。(超恣意的写実主義なんかどうだろう?   ^^)

☆ さて、今年ももう師走。
いよいよ初参加のこの界隈の美術展覧会に自分も作品を出します。右に広告を作りましたが、毎年恒例の展覧会らしいのです。なんと約70人の作家の作品が並びます。(展示作品の売却もあるそうです)
私も新作2点、「フェルメールのレース編みの女の模写」と「青鬼娘」の水墨画を出品しますので是非観に来てください。



この広告はわたしが勝手に自分の描いた水墨画を使ってデザインしたものです。
きっと、こんな事をまじめにやるから「恣意的」なのでしょう。

(実際の展覧会のポスターではありません、あしからず)



 






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