2017年1月20日金曜日

わからないを知る

あなたがあなたのままでいられる相手とお付き合いできることは幸せなのかな?

わたしがわたしのままでいさせてくれるあなたが好き。
でも、わたし、変わりたいの。
あなたは優しいけれどわたしを変えてくれない。
相手を強引に変えようとする人は好きじゃないけれど、さりげなく叱って欲しい。
あなたの真理で。

と、わがままな人を想像してみたのですが、人は変わりたい半面、変わりたくない、変わるのが怖いといった二面性が有るみたいです。
美しくなりたいという欲望は特に女性の場合に多く、また変わりたいというのも女性の場合の方に天秤はかたむくでしょう。
そして、自ら変化できるチカラも男性は女性にはかなわない・・・。(ここで言っているのは男性が女性になったりすることとは違います)

すごーい!
かわいーい!
わかんなーい!
わたしに何でも言って!
あなたは不潔よ!
あなたには私が必要なの!
私を人間として見て!
私はあなたの何なの?
ほんとうの愛って何?
これは、日本の哲学者の中島義道氏の書いた「女が好きな10の言葉」という本の帯びに書かれていた言葉です。
うむ~と考えてみて、兎に角、男は云わないだろうなとは思いました。

なんの役に立つという本ではないけれど、面白そうなので買ってしまいました。

最近ちょっと興味を持ちだした思想家のサルトルとの繋がりがどこかにあるのかも・・。
というのは、サルトルの代表作「嘔吐」(若いころ読めなかった)を買いに本屋さん(ブックオフ)へ行った時に出会ってしまったからです。
・・・・・・自分もこの年になってでも、まだまだ変わりたいという欲望があるのかもしれません。もちろん形態などではなく、精神的なところですがね。
だからといって原始の過去の人間の霊的要素がたとえDNAで潜在されていても、それを意識の段階に導き出すことは簡単ではないでしょう。
・・・が、しかし、芸術にはその可能性があると信じているというか、特に最近そう思うようになってきました。
恐ろしく、わからない。と云う事を知ることは、もしかして素晴らしいことではないかという実感が、わたしに現在の様な画を描かせているような気すらします。

今年も早々に、水墨修練のつもりでフェルメールの模写を描きはじめました。







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