2017年1月10日火曜日

銀彩の水墨






今までの由三蔵の水墨作品の中から三点ほど選んで
部分拡大してみました。


 
西洋の絵画は重く厚く深く、東洋日本の絵画は軽く薄く深く。おおざっぱに云えばそんな気がします。
現在、自分が描いている墨の絵はほとんど厚みはなく、絵の具ではないので筆のタッチなどありません。しいていえば筆の速さとその扱い方ということでしょうか。しかし西洋のレンブラントなどのデッサンのようなインクによる筆使いには同じような感覚があります。どこにインクと墨の違いがあるのでしょうね・・。
その両方を使って描いた事がある方は分かるかもしれませんが、描かれた絵の雰囲気は近いのですが、描いている感覚はかなり異なっています。
墨とインクの優劣を云っている訳ではないのですが、その水墨のモノトーンの輝きには和紙と折り合った彩が有るのです。
兎に角、西洋の絵画、哲学、すべての芸術には東洋とは異なった凄いものが有ると思います。が、わたしはやはり日本人であるためか、薄く軽くそして深くを求めてしまうみたいです。(それも、なかなか困難なのですが・・なぜか心地よいのです)



0 件のコメント:

コメントを投稿

☆コメントありがとうございます。

☆匿名ユーザーでもコメント出来るようになりました。
 管理の都合上、公開するまでに多少時間がかかる場合が
 ございます。なにとぞ宜しくお願い致します。