2020年7月11日土曜日

パイドロス(プラトン)

昨日から今日は丸一日、プラトンの「パイドロス」(岩波文庫)が読めました。

読んだと、言わずに読めましたというのが正しい言葉だと思います。
つまり、面白いと思っていなかった本を、再読して、今の自分の問題に照応できたという感じがあったからです。
恋(エロース)と弁論術をテーマにした、ソクラテスとパイドロスの対話編なのですが、今自分が問題視しているのが共感覚ということで、どうして人間にはそういったものが存在しているのか、、、、、。もちろん答えなど神の領域にあるとは思うのですが、それでも画を描いて発表し他者に観てもらうことを自分が何故やっているのか?そういった不安から、信じられる、頼れるもの、指し示す何かを知覚したいということだと思っています。
古代から現代に至って、さらに未来へも考察されていくであろう「エロース」、命とも恋とも欲望とも、更には生命の根源とも、そして普遍的ー何か。

わたしにはプラトン(ソクラテス)がいっているのは、それは純粋なところの「美」そのものだと言っているように思いました。そしてそれは自分の考察していた価値基準でしかないのだとも、、、、。
でも、それでいいと思っています。どうしてかといいますと、一歩また明日へ進めた気がしているからです。

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