2020年6月20日土曜日

表現とはいかに、、。

「墨水画展2」の明日は搬入と展示です。FM&ローカルTVの生放送の出演もなんとかなりました。パーソナリティの方には、終わってから「お話がお上手ですね!」とお世辞を言われいい気分でした。(じつは直前まで緊張で心臓がバクバクしてました)
、、、、、できれば、明日の搬入は晴れてほしいです!!

昨日はアトリエで作品をまとめていて、ひと段落し珈琲を飲みながら手にした写真雑誌が28年前の「デジャブ」で付箋が挟まっていて開いてみると柄谷行人のエセーでした。
四ページほどの写真家についてのものでしたが、表現とは何か?といった内容で、鉛筆でアンダーラインがいくつも引かれていました。もちろん引いたのは自分なのですが忘れているものです。
兎に角、現在の自分を形成している一部であることはたしかでしたが、読み返すと「表現」するということを改めて考えさせられた。
あらゆるジャンルのクリエーターが陥っている誤り、自分自身を表現するってことを貫徹できているのかといこと。じつはテクノロジーだけではないかと、その道具、あるいは身体を使っているのは自分だとしてもである。そもそも、言葉自体がそうであると、本人が思って言った言葉すら正確に他者に届かない。なのに、人はたやすく「表現」という言葉を使う、、、、と。だからといってその柄谷行人のエセーに答えは無く「日本回帰」などというものを否定しているように思われた。

今回の個展は、どうやら表現ということを考えつつ10日間やることになりそうだ。


この写真はだいぶまえにモチーフにしようと撮影したものです。
現在、水墨で描いている途中ですが
「表現」とはいかに!と問いかけてきそうです。




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