2020年10月21日水曜日

墨水画・第三期はじまる

完成予想図を描くというのと絵画を描くというのとは水と油のほどにあるだろう。 しかし、そこにある意識とはどちらにしろ「ある/予想図」だと思った。そして大切なのはモノ、ではなくハタラキにあると。物語ではなく、その中にある言葉(感覚)のハタラキ(身体と世界)・・・リアリティーそれはやはり現象学的問題のようだ。



モチーフ
ある現象学的予想図

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2020年10月16日金曜日

アート・ファン

 2016年に水墨で描いたフェルメールの「レースを編む女」の模写をある方が気に入られ先日納品しました。昨日、そのお宅から連絡があり額に入れたので観に来てほしいと、、、。安い中古の色紙額に入れてお渡ししたのですが、見に行ってきました。素敵な額装で、なんだか絵が喜んでいるみたいにみえました。

その方の邸宅は広いお庭に茶室まであり優れた和風建築で、絵画のほかに陶芸、屏風、などなどまるで小さな美術館のようなお宅です。そして、わたしの作品を五点ほどお貸しし展示させていただきました。



フェルメールの「レースを編む女」模写

水墨

原画とほぼ同寸で描いてあります。

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2020年10月12日月曜日

モーリス・メルロ=ポンティ

 1908年生まれ。フランスの哲学者。

わたしはセザンヌに興味があり何冊かの書物を読んでいる時々に出てきた哲学者の名前であって著書自体を読むのは初めてでした。その「メルロ=ポンティ コレクション」を読んでいるのですが、その項目のなかでー絡み合いーキアムス(見えるものと見えないもの)から、というのがプルースト批判だったのです。プルーストの芸術の方法に「透けて見えるようにやる・・」という言葉があるのですが、その言葉を壁に貼ってほぼ毎日のように思索してきました。その事実を哲学的に語っている・・・何か今までにない感覚に鳥肌が立つような思いで何度か読んでいるのですが、経験が伴わないためか、まだまだ理解に苦しんでいます。しかし、おそらく近いうちにその兆しが、墨水画を描くことで見えてくるのではないかと信じています。身体(からだ)で観ること、その対象から見られているということ、、、とはどういうことか?なのです。


2020年10月7日水曜日

墨水画・第三期

 新しいチーフに取り組み始めました。水墨で画を描くようになってまだ十年ちょっとですが技術的なことも含め日々新たな動機が生まれてきます。大きく分けると現在探求してるのは第三期というところでしょうか。新しさといってもファッションのようなものではなく、むしろ今あるもの、知り尽くしたものと思っているようなものの中に、、、偶然や奇妙や失われた時間とがあって、そこから立ち現れてくる「新しさ」のようです。さて今回のブログではその第一期に当たる作品の一部をお見せする次第です。








このころは正直、墨とか和紙とかが見えてこない
ただただ、水墨でデッサンしていたような気もしますが
それなりに表現としては面白いと、今見ると感じています。
このころ描いた風景画はほとんど手元にはなく
値がが安かったせいか買われていきました。
ありがたいことで、それによってか、あってか、
水墨を描く大きな励みになりました。

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2020年9月30日水曜日

美術評論家?

 美術の好きな方の中に、世の美術評論家の文章及び発言をそのまま鵜呑みにして語る人がいます。はあ、はあ、もっともなことを言ってるな~って聞いていると思うのですが、当の本人がその美術作品を実際どのように受けてめているのかは、ほとんど分からないことが多いですね。わたしが読んでいて最も面白くない美術評論は沢山の知らないアーチストや海外の著名な知らない批評家の名前を沢山出してきて、何々派だの主義などポスト何とかだのと、自分の言葉でしゃべっていない方々の批評です。わたしが、ブログで書いている文章などもそうですが、わたしなどは文章家ではないので許されるでしょう(笑)でも、水墨に関しては自分の言葉で話してるつもりでいます。

これからの時代はアートファンの時代になってくるような気配がしていますが、どうでしょうか?



この写真は、以前に水墨で模写したフェルメールの編み物をする女の図版です。1970年に出版された画集(本棚を整理していたら出てきた)からですが、モノクロ写真でした。以前模写した図版(2010年?)との差異があることに気づき、もういちど水墨で描こうと思っていますが、いつになるか、、、、。



2020年9月26日土曜日

三人展無事終了

 六日間があっという間に過ぎていきました。約300人ほどのご来場者がありました、初めて写真のようなリアルな水墨を見るという方が多く、墨水画の解説に喉が渇くほど話しました。普段は無口なのですがね、一から説明するのは大変でした(笑)兎に角、ありがとうございました。

もう一つの収穫は沼津市で運営している小さな美術館「モン・ミュゼ」2Fにて個展をさせていただけることになりました。初日にそこの館長さんがいらして、その日のうちに決まった次第です。まだ10か月ほど先なので新しいモチーフの墨水画の制作ができそうです。

水仙
墨水画

以前モデルをしてくれた女性が観に来てくれて
この作品が一番好きだといっていました。

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2020年9月14日月曜日

リアリティ

 明後日、作品の搬入、約20点をセレクトし準備が整いました。

いよいよ初めての本格ギャラリーでの三人展が始まります。

最近考えているのは真の「リアリティ」です。今まで水墨でリアリズム(写実絵画)を模索してきましたが、そこに足りない何かが何時もあります。物質と精神の問題で、何故見えないものが見える人がいるのか?例えば、幽霊とか、幽体離脱とか、スピリチュアルな世界です。リアルといっても様々な解釈があると思うのですが、現実化された事象内容といいますか、今まで自分が非現実だと考えていた事物が実体あるものとして考えられるようになってきた、つまり「リアリティ」を帯びてきたというとことです。
美しいと感覚できること自体が「なぜなのか?なぜ人は感動したりするのか?・・・」非現実なのでした。が、今まで本を読んだり映画を観たり、過去の経験などを含め探求してきて現在に至り、科学的現実としてそれ(リアリティ)が立ち現れてきたのです。
わたしなどは言葉で説明できませんが、シュレーディンガーの「精神と物質」、ラズロの「生ける宇宙」を読んでいただけるといいのですが、でも読む方によって理解の仕方が違うので何とも言えませんが、わたしににとって新たな一歩なのでした。

兎に角、ギャラリー「ほさか」の三人展をぜひ見に来てください。